カーネル 2.6.28-rc8 が出ました。 2.6.28のリリースが近づいてきたのです。以前Linusがこう言っていたと聞いております。状況によらずカーネルのリリースがrc9をこえることはないと。それぐらいが世の中に出して開発にとりかかるいいタイミングなのです。 今回2.6.28はかなり安定しているようで、リグレッションのリストもかなり小さくなっているようです。したがってこのカーネルはすぐにリリースの準備が整うでしょう。 それで次の疑問がわいてきます。実際のリリースはいつになるんだろう?何か起こって、多くの人をトラブルに巻き込まないよう残っている問題を解決して、それが数日の遅れを引き起こしたとしてもホリデーシーズンの直前に新しいカーネルがリリースされるでしょう。それで問題ないという人もいるでしょうが、一方で2週間のマージウィンドウはカーネルの最終リリースのすぐ後にオープンします。-このマージウインドウで次のカーネルに組み込まれる新しい機能が決まるわけです。- したがってホリデーシーズン前のリリースはマージウインドウがホリデーシーズン、休みの間に起こることを意味します。ほとんどの人がホリデーのお祝いの最中に2.6.29への変更点をマージすることに対して大喜びはしないでしょう。
Linuxの成長加速に取り組むグローバルな非営利団体であるThe Linux Foundation(略称:LF)は本日IPv6ワーキンググループによる成果を発表しました。この成果によりほとんどのメジャーなLinuxディストリビューションが米国連邦政府国防総省の次世代のインターネット・プロトコルIPv6の必要認証要件を満たすことができるようになりました。
詳しくは こちらをご覧ください。

Linux Developer Network (LDN)は、Linuxプラットフォーム向けのアプリケーション開発に従事している技術者や独立ソフトベンダー(Independent Software Vendor = ISV)、および、この分野への新規参入を考えている方々のためのオンライン・コミュニティです。アプリケーション開発の核となるツール群がLinux Standard Base (LSB)にまとめられています。 本書は、LSBを活用してアプリケーションのポータビリティを上げる手順について説明しています。
全体は、大きく4つの部分で構成されています。
● ポータビリティとは何か、アプリケーション開発者にとって、それが何を意味するかを学習する。
● 対象アプリケーションをポータビリティの観点から調査し、ポータブルにするには多大な作業が必要か、小修正だけで済むかを見極める。本書は、アプリケーションのポータビリティを調べるためのツールやガイドラインを紹介しています。
10月23日にLinux Torvaldsが2.6.28-rc1をリリースしマージウインドウが閉じられました。これでカーネル2.6.28に含まれるものがわかってきました。Linuxのユーザー向けのたくさんの機能が含まれた活発な開発サイクルと言えましょう。 メモリー管理のパッチは取り入れられるまでに相当時間がかかったことでよく知られております。したがって、Rik van Rielのスケーラビリティパッチ作成に数年かかったことは驚きではありません。そのコードは現在マージされました。メモリー負荷が多いシステムでの性能を向上します。また今回マージされたNick Pigginのvmap rewriteによりマルチプロセッサのシステムでの飛躍的性能向上が期待できます。 毎回開発サイクルではいくつもの新しいデバイスドライバが持ち込まれます。2.6.28も例外ではありません。
2008年Kernel Summitのアジェンダがポストされました。 サミットは年に一度の割合で招待者のみの参加によって開催され毎回70-80人の開発者が集まります。カーネル全体に影響を及ぼすトピックにフォーカスしてディスカッションされるカーネル・コミュニティーが一同に集まる貴重な機会です。 どのようなトピックかあるのでしょうか....ここ数年カーネルサミットはプロセスに関する問題を主に話し合ってきました。これらは電子メールでやり取りをするには難しい種類のディスカッションです。たとえばデバイスドライバはどの時点でマージされるべきかなど。ドライバーを早めにカーネルに取り組みことはいいことだという合意もあるかもしれませんが、しかしリスクもあります。未熟なドライバをマージすることによりたちの悪いユーザースペースAPIをフリーズさせてしまうこともあります。2.6.26サイクルのかなり後半でマージされたUVCのウェブカム・ドライバーはセキュリティ上の脆弱性をもたらしてしまいました。したがって”いつドライバーはマージされるべきか”についてはまだ明確な答えがありません。
7月28日にリーナスが2.6.27-rc1 prepatchをリリースし2.6.27へのマージ・ウィンドウがクローズされました。これにより今年10月にリリースすると見られているこのカーネルで何が入りそうかというのがわかったわけです。最近のサイクルは内部のクリーンアップが中心で新しい機能は比較的少なめでしたが2.6.27ではそのトレンドが変わったようです。Linuxのユーザーはたくさんの新しい機能を見ることになるでしょう。
最初にこの記事の著者をほめてあげましょう。Linusの今回の一番のお気に入りは BKL (Big Kernel Lock) pushdown workだそうです。ほとんどの作業は私によって作られました。 Linuxのユーザーがこの作業の恩恵を直接受けるというわけではありませんが、よりよいスケーラビリティーとよりクリーンな内部コードが実現されます。BKLの除去は遅れていましたが2.6.27ではその方向に向けて大きなステップがなされました。
Linux天気予報へようこそ。このページではLinuxの開発コミュニティーで現在進行中の開発をトラッキングしております。これらの開発結果はメインラインカーネルに採用され、近い将来メジャーなLinux ディストリビューションに取り入れられていく可能性の高いものです。この天気予報はLWN.netのエグゼクティブ・エディターJonathan Corbetが担当します。もし何かこの天気予報をより正確なものにするための提案があればディスカッション・ページにコメントを送ってください。例えば「このプロジェクトあるいはパッチセットはトラッキングするべきだ」とか。予報の中の主な変更をレポートしたJonathan Corbetのブログもあります。